小暮智美blog ~ともの とことこ 舞台日記~

劇団青年座所属 女優7人演劇ユニット『On7』も自主運営 福島県会津若松市観光大使

劇団青年座 232回公演『安楽病棟』お知らせ

劇団青年座の232公演目の公演ですっ!
いつもこの数字を見ると身震いします(笑)
On7をやりはじめて分かる…1本の芝居を創るにあたりのエネルギー。。いやはや 本当に凄い。
この頂いたバトンを 先ずはしかと握らなきゃと思ってます


青年座『安楽病棟』稽古しております
とある認知症病棟が舞台になってますので 座歴が半世紀を越える先輩から 劇団入って2年目の新人君まで まさしく老若男女が入り乱れる稽古場になってます
こんな空気の青年座の稽古場ははじめてです(笑)
笑い事ではないのですが、、なんと言えばいいか。。
とにかくはじめて(笑)
今回のメンバーだからこその この空気感です!

今回の台本を頂いて 先ず 私がしたことは 介護の仕事の求人を探すことでした そして有難いことに こんな事情の私を雇ってくださる会社さんがありまして 稽古の合間を縫いながら認知症の方々と時間を過ごさせて頂いてます まだまだ何も分からないヒヨッコですが 資料だけでは分からない何かもありました 受け入れてくださった皆さんには 本当に感謝しかありません

今回の原作は精神科医でありながら小説家でもおられる帚木蓬生さん 精神科医という職業柄ということもあるのでしょうか 人間の姿をなんとも多面的に魅力的に愛情深く表現される方だなぁという印象です 原作の小説はとてもボリュームがあり最後まで読めるのか!?と不安になるのですが、読みはじてノってきたら 次の項が直ぐに読みたくなりました そして その小説を舞台にあげる為に台本にして下さったのが 温泉ドラゴンのシライケイタさんです 桐朋の演劇科の先輩でもあります(在学の時期は被ってないのです 大先輩です) あの分厚く内容濃い小説を台本に仕上げて下さいました シライさんは第25回読売演劇大賞にて杉村春子賞を受賞されています 現在大活躍でいらっしゃいます‼
(シライさん記事https://enterstage.jp/sp/news/2018/03/009070.html)

そして、今回の演出家・磯村純さんも青年座の先輩でありますが これまた桐朋の先輩でもあります

あぁ そういう事で言えば 出演の井口さんも五味さんも桐朋演劇科の大大大先輩です 井口さんは桐朋在学中の演技の先生でもありました‼
いやはや 線路は続くよ何処までも〜と歌いたくなります
繋がっております‼

個性溢れる沢山の先輩方 そして後輩達…皆で元気に稽古しております
そしてまだまだまだまだの私ですが 今回はそんな事も言ってる暇はないのです 面白い芝居にするのです! 満員の客席にするです!
今やらずしていつやるの!?今でしょ!!な感じです
繊細に繊細に そして、勇気を持って挑みます

劇場で皆さんにお会いできるのを心より心よりお待ちしております





劇団青年座 232回公演『安楽病棟』

【出演】児玉謙次、名取幸政、山野史人、永幡洋、長克巳、嶋崎伸夫、堀部隆一、石母田史朗、鹿野宗健、岩倉高子、阪上和子、藤夏子、山本与志恵、吉本選江、五味多恵子、野沢由香里津田真澄、小暮智美、井口恭子、世奈、橋本菜摘
【脚本】シライケイタ(温泉ドラゴン)
【演出】磯村純

【チケット】
一般=5,500円
初日割引=3,500円
O65(65歳以上)=5,000円
U25(25歳以下)=3,500円
グループチケット(同一日5枚)=20,000円
青年座サイト
http://seinenza.com/performance/public/232.html


【公演スケジュール】
6月22日(金) 19:00
6月23日(土) 14:00
6月24日(日) 14:00
6月25日(月) 14:00(終演後アフタートーク有)
6月26日(火) 19:00
6月27日(水) 19:00
6月28日(木) 14:00(終演後アフタートーク有)
6月29日(金) 19:00
6月30日(土) 14:00
6月31日(日) 14:00

【説明】様々な症状の老人たちが暮らす痴呆症病棟。
人生の終幕を生きる彼らにも輝かしい時が
あった。看護師や医師の介護により日々を懸
命に生きるある日、一人の老人がなくなった。
それから患者の急死が相次いだ。それらの
死に理想の介護に燃える新任看護師が疑惑
を抱いた。その事実の裏には終末期医療に
対するある思いが隠されていた。

【チケット申し込み】

直接 青年座でも構いませんし 小暮本人に御連絡頂いても構いません(tomokogure@gmail.comに御名前・公演希望日・枚数を明記してメール頂ければと思います)

スタッフ 原作=帚木蓬生『安楽病棟』(新潮文庫刊)
美術=根来美咲
照明=中川隆一
音響=中島正人
衣裳=小泉美都
舞台監督=尾花真
製作=森正敏、川上英四郎
企画協力=新潮社