小暮智美blog ~ともの とことこ 舞台日記~

劇団青年座所属 女優7人演劇ユニット『On7』も自主運営 福島県会津若松市観光大使

残すところ、あと4回の上演です。

昨日も昼夜2公演、平日にも関わらず、このような状況下の中、ご来場頂き

誠に誠にありがとうございます😊

無事に幕を下ろす事ができました。

心より感謝申し上げます🙇‍♀️🙇‍♀️

 

 

そして“このような状況下‘’と書くのも、、どうなんだろう?しつこい?とも思いますが、やはりまだまだこのような状況下です。

そして本格的な秋や冬に向けて、誰も未来は予想できませんもんね。

 

 

そして本日も昼夜2ステージ。

昼が13時30分開演

夜が18時30分開演

 

どちらも当日券ご用意できますので

池袋・東京芸術劇場

是非是非❣️

万全の体制でお待ちしております😊

 

そして皆さん10月に入りました

いかがお過ごしでしょうか

 

このコロナ禍の中、どんな感じでしょうか

悲しいニュースが多いこの頃、何を感じていらっしゃいますか

 

一昨日は、福島・原発被害で家や仕事、故郷を奪われ、国と東電を相手に訴訟をおこした、

原発事件生業訴訟が長い長い戦いの結果、勝訴との結果が出たとのニュースを見ました。

今が、2020年。

あの地震は、9年前。。。

 

一度だけ、この裁判の傍聴に伺わせて頂く機会がありまして、原告団の中の1人の女性が証言台で、東電さん側からの質問に答えておられました。

 

東電さん側「あなたはこの生業裁判の他にも、原発事故に関わるいくつかの裁判の原告団として参加されていますが、何故ですか?」

 

女性「……分かりません」

 

 

私はこのやり取りが忘れられないのですが、

怒りとか絶望感とか、やるせなさとか、でも生きていかねばならない現実とか、、どこにぶつけて良いか分からない、静かな怒りみたいなものを受け取りました。

 

国の政策でもちろん豊かになる為に、原子力発電所を誘致したのでしょう。

きっと危険を感じる方も居て反対もあったのでしょうが、、お金も入るよ!仕事もあるよ!と、言われたら、貧しい地域に住む人々は、、相当な原子力の知識やらなんやらが無い限り、納得するしかないではなかろうか。と、私がもしもそこに住んでたらと思って想像してみます。

そして実際には、豊かになった側面も確実にあるのでしょう。

 

そして、想定外の地震が来た。。

こんな事は誰も予想しなかった事実。。

 

けれど、そこに住んでた人々、住めなくなった人々は何に感情をぶつけたらいいのでしょう。

やはり、国や東電なのでしょう。

 

私達には、権利として1票という意思が認められており、、、

その国を作ったのも、選択したのも、お前たちだとなるのでしょうか。。

 

いつだって、どの時代だって、

国会で起きてる事と、実生活を営んでいる人々には、なんだか大きな溝があるような気がしてなりません。

 

集団や組織になると

どうしたって致し方ない事なのかなとも

思うのですが、

何をやるにしても、言い方一つなのかな…

と、自戒の念を込めて、フトそう思います。

 

というか、もっともっと

色んな事知らなきゃだし、知りたいなと思います。。

 

そこで、ようやく、今上演してる「ブルーストッキングの女たち」に繋がってくるのですが、、

私が演らせて頂いてます、市子の台詞に「国家というもの、法律というものは、そんなささやかな私ごとも見逃してはくれないのでございますね」こんな言葉があるのですが、、

 

国というものは、誰の為にあるのだろう?

 

江戸の末期、明治から大正、そして昭和の第二次世界大戦が終わるまでを、私なりに考えれば考えるほど、そんな疑問がよぎります。

 

でもそんな時代を、命をかけて、弱きものを救い、社会を良くしようと生き抜いた偉大な先輩達がいるから、今の世の中があるんですよね。。

 

 

本日も行って参ります‼️

 

皆さまも良き1日をお過ごしください✨

 

劇場へいらっしゃれば、更に良い日になるかも❣️

笑笑

 

 

 

昨日の満月👇

f:id:tomokogure:20201002100620j:image