小暮智美blog ~ともの とことこ 舞台日記~

劇団青年座所属 女優7人演劇ユニット『On7』も自主運営 福島県会津若松市観光大使

思いもかけず。

今日、バイト先で、オリンピックのモーグルで4位入賞の上村愛子ちゃんの話になった。皆、そのパフォーマンスにその後のインタビューに涙した!と熱く語っていた。確実に私たちに影響を与えてくれた上村愛子ちゃん、凄いよ。その場で観てないのに、電波を通じての私たちへのメッセージなのに...。目黒の約10畳にも満たない一角では貴女が主役でした!このメッセージも届け!電波君頼みましたよー!
そんな話をしていると、何故か?私が劇団に入団したときの話になり、、本当に思いもかけず、その話を聞いていてくれた方が涙を流されました。私、何かしたっっっ?!と思いびっくりしていると。「順位じゃないんだよな。君は本当に本気なんだな。あ〜涙出る〜。」それを聞いて、私は上村愛子ちゃんのお母さんのコメントが頭によぎりました。「お母さんの子供に生まれて来てよかったという言葉をそのまま愛子に返したい」結果的にはメダルには手は届かなかったけど、お母さんにこれを言える愛子ちゃん、そしてお母さん。私にどんな未来が待ってるかは分からないけど、こんな風に言える、言ってもらえる毎日を送らなきゃ。何だか今日はみんなが清々しく過ごせたいい時間だった。


ちなみに劇団に入団したときの話とは...。大した話じゃないのですが。入団試験になった芝居でのこと。。女郎の役を頂いた私は、本番が近づくにつれてあと何が出来るだろうと考えに考え抜いた結果...本物の女郎さんは襦袢だけを身につけて、いつでも仕事が出来る格好だった。よし!本物に近づくためだ!ブラジャーもパンツも脱ごうと決め本番前日に決行したのでした。誰にも言わずに決行したため、私に胸を見せられるという相手役の男の子はビックリ!そしてその後、その男の子は私に股間を触られるという演出で、もちろん稽古では太ももの高い位置を触っていたのですが...襦袢一枚でやり手女郎になりきっている私は、思い切り彼の股間を.............。言わなくても分かりますね。今なら現実の本当と舞台上の本当、お客さんが見たいもの、見たくないものを考えられますが.....あの時はとにかく必死だったんですね。あのときの自分がちと恐い。けれどあの時の精神は愛しい。。でもそんな変わってない気もする。...トホホ。

それでは、今日は修造師匠の素敵な動画を観ながらお別れを。